アーティストインレジデンス日高村

参加アーティスト
スペースノットブランク
小野彩加さん・中澤陽さん

小野彩加 中澤陽 / スペースノットブランク Photo: ©Dan Åke Carlsson

・滞在期間:2022年10月10日(月・祝)-10月26日(水)
・滞在場所:宮ノ谷お試し滞在住宅
・受入事業者:壬生農園


小野彩加と中澤陽が舞台芸術の創作を行なうコレクティブとして2012年に設立。舞台芸術の既成概念に捉われず、独自の新しい仕組みを研究開発しながら舞台芸術の在り方と価値を探究している。固有の環境や関係により生じるコミュニケーションを創作の根源とし、作品ごとに異なるアーティストとのコラボレーションを積極的に行なっている。2018年、高松市「高松アーティスト・イン・レジデンス」選出。2019年、穂の国とよはし芸術劇場PLAT「豊橋アーティスト・イン・レジデンス/ダンス・レジデンス」選出。2020年、ロームシアター京都×京都芸術センターU35創造支援プログラム「KIPPU」選出。2021年、金沢21世紀美術館芸術交流共催事業「アンド21」選出。2022年、KYOTO EXPERIMENT 2022「Shows」招聘。

日高村滞在について

場所の価値はさまざまです。しかし私たちはどこにいても何をするに変わりがありません。なぜなら芸術行為は私たちにとってかなり生活に近いものとして扱われていて、呼吸するように創造活動をしていると思い込むことが、言わずもがな生命維持装置の役割を果たしているからです。つまり、拠り所なわけです。そしてそれを必要とする誰かに開放していきたいと考え、制作と上演を継続しています。芸術を作る仕事のすべてが芸術的なわけではありません。練習は単純な反復作業ですし、研究開発はエゴイスティックな意味の変容による自己肯定感の醸成とも言えます。では、なぜアーティスト・イン・レジデンスをするのか。それは、芸術が代替可能な何かであると再び受容し、その中で選択され得る価値を小さくても発見したいからです。日高村では、あらゆる物事に関する「必要性」の在処について検討を重ねながら滞在したいと思います。芸術は、誰に、どこに、何のために必要でしょうか。よっぽど必要だと感じられる美味しいご飯を食べて、楽しく過ごしながら生活したいです。よろしくお願いいたします。

小野彩加 中澤陽 / スペースノットブランク
2022年9月27日(火)

PAGE TOP